2002/08/17・18 ASCS参戦報告


 
第三部「出足の悪さが・・・」

弾速測定後にTPOでミーティング。派遣軍は全員Lチーム。まだ他はどういうメンツかわからない。ゲーム内容に大きな違いは無いが、昨年と大幅に変わったのが、全てのゲームに野戦病院ルールを導入したことである。最初のヒットは「負傷」扱いで、エリア内にある野戦病院でFMからガムテープのマーカーを外し、戦線に復帰出来る。二度目のヒットは「戦死」である。今回も事前の案内書に、ゾンビ問題については大きく扱われていた。果たして、このルール導入で、ゾンビが減るかどうか、今回は試行ということなのだろう。昨年の経験を基に、6−Oに説明し作戦を練る。
この間、開会式までの間に自由参加のウォーミングアップゲームがあったが、TPOからの参加者はいなかった。それも弾速チェックが押していたので、かなり遅れて始まっていたようだ。それよりもTPOは我が隊を筆頭に高齢者が多い。この二日間を乗り切れるかどうか、自分も怪しい坂本司令官が、全員にリポビタンゴールドの差し入れを持ってきてくれたので、ゲーム前にイッキ飲み。鋭気を養っておくのだった。
  
11時30分から昨年と同じ場所で開会式。集まりが悪く、これもかなり時間が押した。DJマイケルが盛り上げようとするが、狭くて、雨上がりで虫がいっぱいのところに押し込められて、みんな機嫌が悪く、ノリが悪い。それを察知してか、事務局も挨拶などは短めにしたようだ。ここでLチームのリーダーを決めるはずなのだが、たまたま列の先頭に居た人が混乱に乗じて(?)リーダーになってしまった。この結果に腑に落ちない坂本司令官はやる気を失ってしまったようだ。昨年からの事前支給の弾も、なんだかゴチャゴチャした雰囲気の中、リーダーとは違うチームに渡され、どこかのチームのテント前で、一人1,000発ぐらいに適当に分けられる。今日中にもう一度本部から明日のゲームの分も含めて支給があるとのこと。

Lチームの面々だが、TPO連合は11名、個人参加の方1名、チームCOBRA:4名、チームストロングスイフト:9名、軟弱機動隊:2名、パイナップルアーミー:9名、あと聞き逃した2名を入れて、合計38名の大所帯である。いつの間にか決まったLチームのリーダーはパイナップルアーミーの方だ。
  
13時10分から第1ゲーム。今回は1ゲームが30分間と長い。インターバルも長めでゲーム間隔は1時間20分。そのため初日の250対250は無くなった。昨年の状況を見ても、初日は疲れて盛り上がりに欠けていたので、クレームが出た様子は無い。
ゲームの前には人数チェックとマーカーの支給とゲーム内容の説明、フィールド案内があるので、15分前には集合せねばならないのだが、どうも集まりが悪い。対戦するチームは、ほぼ全員15分前には集まってはいたが、Lチームのメンツの集合が遅い。開始ギリギリにようやくやってきた人もいて、ゲームの開始が遅れることになってしまった。この集合の悪い状態は翌日の最後のゲームまで続いた。

第1ゲームは対Bチーム。第Uフィールド、ポリタンのブラックボックス回収ゲーム。昨年と同じフィールドだが、開けた場所にはバルーンではなく、板張りのバリケード。ポリタンのルールも同じで赤が3点×2、白が1点×6。陣地は下の森の方だ。向かって上の森が敵の陣地、真ん中の森にポリタンが隠されている。いきなりポリタン戦である。このゲームはチームワークが勝敗を決める重要な要素なのだが、遅刻寸前にようやく集まるようでは、チームワークなどあるはずも無く、フィールド案内もそこそこにFMの合図でスタートとなる。終了時間は他のフィールドと一緒なので、ゲーム時間は短くなる。
対戦チームには、昨年も見かけた「外人部隊」が居り、軍装は似合うし、図体がデカイ。彼らが居るだけで強そうな気がする。今回はテントも隣同士だ。あまりは話をする機会は無かったが。
  
作戦をたてる間もなく、ゲームスタート。野太い雑草で足場が悪い上に、スタートダッシュする人が少ない。まずは一刻も早く、ポリタンの隠されている真ん中の森に辿り着かねばならないのだが、これでは出遅れた。ようやく森の出口に辿り着くと、そこは上の森から丸見えで、頭を出すとバラ撒かれる。なんとか真ん中の森に飛び込むが、これまた雑草の背が高く、全然視界が無い。出遅れたのに、むやみに突っ込んだところ、待っていた敵に打たれ、一度目のヒットで負傷。野戦病院に戻り、マーカーを外してもらって復帰。
ポリタンは見つけたのだろうか。戦況が全くわからない。とりあえず、真ん中の森に取り付き、激戦らしいところに応援に。ちょうど隊長とマッシーがいる。なかなか突破口が開けないようだが、何人か味方が突撃、中に居る敵と応戦。かなりの至近らしいが、相手も潜んでおり、なかなか見つけられず、徐々に囲っていくがなかなかしぶとく、ようやく4、5人がかりで仕留める。なんと外人部隊だった。あの大きい体をよく隠したもんだ。
ようやく、ここにきてチームプレーらしく横一列で徐々に進軍、今度は遠くからの射撃を受けつつだが、時間切れになってしまった。自分らはポリタンを一個も確保できず、この状況ではまさかの0個かもしれないとも思ったが、結果を聞くと、白は2個確保したらしい。真ん中の森の制圧状態から、結果は見えており、8対2でBチームの圧倒的勝利に終わった。惨敗である。先が思いやられる・・・。