2002/08/17・18 ASCS参戦報告


 第二部「苗場は霧に霞み・・・」


例年通り、現地には前日夜に到着すべく、16日夜の出発。筆者が少し遅刻したせいで、ASCS初参加のマッシーのピックアップにも遅れ、6−Oとの待ち合わせである赤城高原SA24時の集合に少し遅れた。
  
途中6−Oチャッキー曹長から連絡が入り、現地は濃霧で視界がかなり悪いとのこと。その予告通り、渋川を過ぎて山沿いを登り始めた途端、瞬く間に霧に覆われた。濃霧対策の中央分離帯からのサイドライトが眩しいが、なんとか前方は見える。その区間を100km/h+αで飛ばし、なんとか合流。SA内も視界は100メートルも無い。

チャッキー曹長の提案に従い、いつもは月夜野インターを降りて三国峠を越えるのところを、今宵は霧で危ないとの予測のもと、関越トンネルを越えて湯沢インターから戻る形にした。これが正解だったらしく、インターを降りてコンビニでの買出しも出来、霧の危険も感じること無く、無事苗場プリンスに到着。後から到着した車によると、直後に関越道は例の霧の区間で通行止めになってしまったとのこと。この分なら三国峠はひとたまりも無かっただろう。
  
朝の6時まで仮眠して、朝食の後、現地に向かう。霧は晴れたが、雲は低く、微妙な天気。予報ではそれほど崩れないという。駐車場入場時にチーム名のチェックを受けたが、昨年と違い、チーム毎の駐車ではない。車を詰めて駐車する替わりに駐車場内にスペースを設け、そこがテント村用のセーフティーゾーンになった。同じ敷地内だし平地なので移動も少なく有難いが、相変わらず地面が固い。みんなテントを留めるペグを刺すのに一苦労していたようだ(来年は鉄製の頑丈なペグを用意するべし)。昨年のような駐車場兼セーフティーでも素晴らしいアイデアだと思ったが、車と人が入り乱れて雑然とし過ぎた感もあるし、個々のスペースも狭かったのかもしれない。一昨年までのように、傾斜地に設営するよりは今回のように平地でまとまって設営した方が、断然良い。年々、試行錯誤だが、良い方向にもっていこうとする事務局の姿勢は素晴らしいと思う。
早目に入れたので、車に比較的近い所にTPO連合でまとまってテントが張れた。やはり6−Oのテントはカッコいい。設営も手馴れて早い。一番手間取ったのは、我が隊である。ボーイスカウトで鍛えている太田参謀が欠けて素人3人衆だから手際が悪い。
  
それでも他に比べれば早目に準備は出来た。坂本司令官が全員分の受付を済ませ、すぐにパワーチェック。昨年は大変手際が良かったのだが、今回は大行列。列の先頭は本部テントの隙間に伸びており、かなり狭いスペースで弾速測定しているらしい。2〜30分ほど並んでようやく順番が近付く。列が広がり、測定器が昨年同様4台あることは見えたが、試射用の弾をどうすればいいのか指示が無い。バイオ以外は使ってはいけないのかもしれず、わざわざマガジンを空にしてきたのだが、弾速測定の時までは、それほど厳しい制限は無いようだ。結局順番がきてから、めいめいに測定器の傍にある弾をこめたり、自分が持ってきた弾をこめたりしている。手際が悪く、遅いのはこのためだった。我々はそれでも早く終わった方で、なんと開会式までに間に合わなかった人も結構居たらしい。