2012/10/28 戦況報告

TPO最大イベントである長時間戦を行いました

uMACとの連合を組織して新生TPOとなってから2度目の長時間戦となる今回の戦地は
今年オープンしたばかりの新しいフィールド「SAVAS」にて行われる事となった

9月は暑い、11月は寒いという幹事達の年寄り的思惑により
今年も10月の開催となったのだが、季節的にはすでにやや寒くなってきていた
加えて去年は前日が雨天であったのだが今年は当日の午後から雨の予報である
2003年の神風事件以来10年も経つのだが
なぜか長時間戦は天候には恵まれていない事が多いような気がする・・・

そんな隊長のどんよりした気分とは裏腹に
去年からわがまま突撃隊内の有志よって「BBQ火起し隊」が結成されたため
今年も当初よりBBQは大量の肉をもって開催することが決定していた
さらに今年は秘密のデザートが振る舞われる企画されているのだ
隊員達の士気は今年も例年以上に昂揚していることだろう

準備中にフィールドにあったジープを嬉々として乗り回すファンタ隊員
エミル隊員やカテイ隊員も興味深々であります

ファンタ隊員はこの時が一番楽しかったかもしれませんね・・・

いつもは幹事の誰かがやっていて他の作業が遅れてしまう集金係を今年はカツヲ隊員とエミル隊員にお願いしました
皆の協力のおかげでスムーズに運営が出来ましたよ

長時間戦当日
去年に続きダンボール防壁が不採用となったため荷運びは楽に済んだ
しかし隊長には「フラッグポイント」という大型の荷物があるためそれほどコンパクト感は無い
今年は新入隊員であるカテイ隊員にバッハ隊員とカツヲ隊員の送迎を任せて
隊長はロッチャ隊員とエミル隊員の送迎を担当した
隊員が増えたことで相互扶助が出来るようにまでになったのは嬉しい事である

サバスは全体的に竹林での構成となっており なんとなく遠くまで見通せるのだが
弾は意外と通らない という微妙な環境で戦略も然ることながら射手の技量も大きな比重となる
果たしていつもいい加減に遊んでいるわがまま突撃隊の隊員達に勝機はあるのだろうか?

いや、ぶっちゃけ勝つとかそういう意識は殆ど無くて
ただBBQして肉が喰えれば良いという隊員ばかりだと思うのだが
隊長もそれで全然イイと思っているのはなんとなく内緒である

鬱蒼とした竹林を目の前にしてゲットポイントの設置場所を検討する各チームの代表者達です

戦略的にもなかなか面白いポイント配置になったのではないかと思いますよ
参加者の準備が整ったところで朝礼です

今年は嬉しい事に大人数となりました
陣地決めのジャンケンです
通常のゲームならすぐに裏表が交替するので問題は無いのですが長時間戦では一度決めた陣地から移動が無いので非常に重要になってきます
この重要なジャンケンを見ないで決めようとするサカモト隊長なのでありました

っていうか見てたら緊張しちゃうじゃん!

今年もまた当然であるが東京マルイの新バイオBB弾1袋(1600発)での戦闘となる
長時間戦を戦い抜くなかで重要な戦略のひとつに弾の使用量がある
単純に撃ち合えば良いというものではなく最後まで余力を持ち続けなければならないのだ

朝礼と同時にいつも通り今回の部隊編成を発表する
今年の部隊編成は以下の通りである
DHC共和民兵軍 ダイハードクラブ・・・9名
わがまま連邦軍 わがまま突撃隊・uMAC・・・・10名

今年はほぼ同数の戦力となった
というかuMACのカトちゃんに至っては
「今日は天気が悪いのでBBQだけかと思って戦闘準備してきませんでした」と言ってる始末だ
ということでカトちゃんには早々に装備を取りに帰ってもらったので実質的には9対9なのである

フィールドインと同時にわがまま連邦軍の集合写真を撮りました

これから忙しくなるのでなかなか写真が撮れないもんね
今年のわ突&uMAC連合の集合写真です


もちろんカトちゃんは写ってません(^_^;)

もうひとつ  今回は重要なルールが当日になって追加された
それは・・・「天気が悪くなりそうなら幹事連の判断で途中終了もあり」というものだ
つまり、近年のダラけた長時間戦の戦術となる「最後の1分だけ真面目にやればいいでしょ」
という作戦は通用しないのだ
いつ終了となってもいいように常に ポイントを確保し、敵の攻勢を排除していなければならないのだ
これはいままではとは違った意味で体力的にも精神的にもかなりしんどい事になりそうである

まったくこんな面倒臭いルールを考えつく奴の頭の中が見てみたいが私には見る事が出来そうにない

戦闘開始直前の準備中です
ロッチャ隊員は屋外でのゲームは去年の長時間戦以来じゃないのかな?

最近はインドア戦担当みたいになってきていて残念です
戦闘開始!

右翼のスナイパーコンビです
エミル隊員はカメラを意識してお気に入りのスナイパーライフルがちゃんと写るようにわざわざサウスポースタイルで構えていたのですが木の葉に邪魔されて写っていませんでした

本当に残念でしたね(棒読み)
右翼ポイントの最終防衛を任されたカテイ隊員です

激しい銃撃戦を繰り返していましたので もしもあと1時間くらい戦闘時間が長引いたら弾切れになっていたでしょうね

あとはそれぞれのスタート地点にて戦闘開始時間を待つだけとなった
いよいよ2012年の長時間戦が開戦される

今年は人数的にも戦況地理的にもほぼ同等と言っても過言ではない文字通りガチンコの勝負である
戦闘開始直後は好スタートを切りポイントを全て奪取する事に成功したが油断は禁物だ
ここからが本当の戦闘なのである
我が隊の真の戦闘力を如何無く発揮する良い機会だが真の戦闘力があるのかどうかが問題である

左翼を担当していたカツヲ隊員とロッチャ隊員です

カツヲ隊員のMINIMIも調子良かったようですが 左のポイントは相手の攻撃も激しくてなかなか攻めきれていませんでしたね

積極的に攻撃するファンタ隊員ですが、ちょっと遮蔽物が細過ぎるような気がします

この勇猛果敢な攻撃姿勢が後の戦局に大きく影響・・・したかはよく判りません
でも個人成績にはかなり反映されるでしょう
中央付近で戦闘中のツシマ少尉
今年は無線機ユニットの装備がほとんど完了したのでかなり快適&的確に無線を使えていたようです

特別ルールの効果なのであろうか今年は前半より積極的にポイントを攻め合い
気を抜くとすぐに相手の侵略を受けるという激しい展開となった
後半戦の残弾が気になるところだが手を抜いているわけにはいかない
今年はいつ終戦となるかわからないのだから・・・・

わがまま突撃隊の無線運用は昨年の段階で全隊員に行き渡る程の充実ぶりをみせていたが
今年は通話品質に関しても格段に向上したといえよう
一部ではトラブルもあったようだが全隊員の情報共有が図られさながらC4Iと言っては過言か?
以前のノイズ交じりの訳のわからない宇宙人語は皆無であった
これはフィールドが平坦だったために電波の受信感度が比較的維持出来ていた事もあるが
隊員各位が試行錯誤の末、効率の良い無線機器を選択してきた事に他ならない
わがまま突撃隊には真の無線運用時代が到来したと言っておこう

ただし、運用は年に2〜3回なのだが。。。

るー君には遊撃手として右へ左へと戦況が厳しい方へ加勢に行ってもらいました

今回は動きやすいスコーピオンで大活躍してくれました
こちらはDHCのコヤマさんです
パコール+ウッドランドで怪しい民兵の雰囲気満載ですな(笑)?

戦闘開始から1時間程度経った頃よりなんとなくポツリポツリと雨粒を感じるようになった
この雨の気配も戦闘を激化させている要因だったであろう

しかし、隊長はそれ以上に悩ましい事態に陥っていたのであった
「いつ、戦闘を終結させるか? それを両軍にいつどのように伝えるか?」である
戦闘の最中でありながら携帯電話を開きネットで雨雲の動きを逐一チェックしていたのである

戦死して休憩となった(指揮官は一度戦士すると15分間は戦線復帰出来ないルール)ので
セイフティに戻り空の様子を伺ったりしたのだがどうにも微妙な状況である
万が一、終戦の時期を見誤ると全員がズブ濡れで肉を喰わなければならなくなる
また、サバスの方へ頼んでおいたご飯のタイミングも食い違ってしまうのだ

司令官はなるべく弾の当たらない遠くから指令を出すのが定石です
当然です 当たり前です

べ、別にビビって隠れてるわけじゃないんだからね!

遠く戦況を見極めるDHC司令官のヨッシー代表幹事

戦闘終了のタイミングが読み切れず色々と相談したりしてましたが、本人は戦闘中だったでしょうからご迷惑かけてしまいました

結局、ご飯の支給時間を前倒しでお願いして、戦闘終了時間も予定より1時間早める事とした
敵軍指令官であるヨッシー代表幹事とホットライン(携帯電話)で連絡を取り
時間前倒しで相互確認をした(るー君とはその前に相談済み)

大事なのはこの戦闘終了時間を隊員達に通達するタイミングである
ヨッシー代表幹事と話し合い、全軍への通達は戦闘終了30分前とした
それまでは何も知らずに力の限り戦っていてもらおう

まぁその最後の30分間が実は一番ハードな戦闘時間になるのではあるが・・・・

さて、そろそろBBQ隊が始動しますよ
キャンプ用ファイヤースターターで着火中のバッハ隊員
ぶっちゃけライターの方が10倍速く着火しますが、まぁそこは雰囲気だよね(笑)

カトちゃんは最後の30分だけ参戦しましたが意外と満足してたみたいですね

彼もメインはBBQだったようですからまぁ良いでしょう

自分がやられた直後にゲーム終了を告げるという疑惑の瞬間の映像である

ここはゲーム主催者であり時間管理者としてはポイントを取りに行くべきではありませんでしたね

反省&後悔しております
皆さん ごめんなさい

例年通り 最後の1分間は阿鼻叫喚の激しい攻防となった
これはこれでフィナーレに相応しい戦闘状態だと思うので悪くはないと思っているが
今年は私自身が熱くなり過ぎて終了の10数秒前にポイント奪取に走ってしまったのは失敗であった

結局のところ私がやられてポイントがどちらも立たない状態で腕時計を見る事になったのだが
その時には既に終了時間を過ぎてしまっていた
公正を規す立場としてはやってはいけない行動だったと反省している


兎にも角にも戦闘は終了だ
今年の長時間戦も無事に終わる事が・・・・いや!まだだ!
ある意味 ここからが長時間戦の本番であるBBQの時間である

今年も例年通りの大BBQ大会となりました

モッチーさんも撮影でポーズを取っているように見えて肉から視線を外しません

今回はコンロも3台ありましたので余裕で肉にありつけたんじゃないかな?

チーズ入りのミネストローネ風スープも美味しかったですよ

ロッチャ隊員がなぜ手袋をしたままなのかというと、コンロの熱気を気にせずに焼き上がった肉を確実にゲットするためなのでありました

ロングソーセージも大量投入!

カテイ隊員も軍手を装着して焼き肉戦闘態勢に入ります
さぁ!ジャンジャンと食べちゃって下さいな!

火起こし隊のおかげで戦闘終了とほぼ同時に肉を焼く事が出来る状態になっていた
いい仕事をしたバッハ隊員はここに「新火起こし番長」を襲名する事となった

BBQを楽しみながら今年の戦況結果報告を行った
ゲットポイントは左翼がDHC共和民兵軍、右翼はわがまま連邦軍がゲットした
そして疑惑の中央ポイントは両軍ともゲット出来ずとなり
勝敗は戦死者の平均値で決することとなったのだが
DHC共和民兵軍の平均戦死数【12.0】に対しわがまま連邦軍は【11.2】と辛うじて下回った
これにより2012年の長時間戦はわがまま連邦軍の勝利となった
しかし皆 肉を食べるのに夢中で戦果を聞いている人はあまりいなかったかもしれない

そしてお待ちかねの個人戦績の発表である

今年の最多戦死賞はファンタ隊員でした
ちょっと違う人が受け取っているように見えますが顔出しNGなので同じようなもんです
2番はモッチーさん!
かなりアグレッシブに攻撃していたようですよぉ〜
3番目はツシマ少尉とスギウラ君でした
ツシマ少尉は去年も2番でしたので常連を狙っているのかな?
5番目はジンさんでした
ジンさんも常にトップランカーですね

BBQで肉を堪能し スープで腹を満たし 戦績発表で盛り上がった後には
お待ちかねの秘密のデザートとしてホットケーキの振る舞いがあった

サバゲでBBQをやっているチームは数多くあるがホットケーキを焼いたというのは聞いた事がない
もしかしたらサバゲ史上初かもしれない快挙である

今年の隠し玉的デザート

ハイジさんがホットケーキを焼いてくれました
実はこのデザート案が決まるまでホットケーキを焼いた事はほとんどなかったそうです
それからは毎晩、練習したそうですよ(笑)

お陰様で美味しいデザートを頂けました

今年の集合写真です
皆さんお疲れ様でした

最後に恒例の集合写真を撮って今年の長時間戦は幕を閉じた

後片付け中にSAVASのスタッフの方からミニたい焼きを頂きました

こういうサービスは嬉しいですね
SAVASはスタッフの気遣いが素晴らしいので個人的にはまた利用したいと思っています

皆さんお疲れ様でした
カトちゃんを含めみんな楽しめたでしょうか?

最後まで雨が本降りにはならず・・・
というかゲーム中にほんのちょっと降っただけでしたね

戦闘終了時間を前倒しした為に余裕の終了で誰よりも喜んでいたのは
日本シリーズ「巨人対日本ハム」の観戦に間に合ったコヤマさんだろうというのは内緒である

 

あとがき

今年もTPOの大イベントである長時間戦がなんとか終了しました
実はここ数年、私は幹事としてはあまりたいした仕事はしておらず
もっぱら冷静に準備のチェックをするような役割でした

おかげで私は実務的な忙しさはありませんでしたが
反動でヨッシー代表幹事の負担が大きくなり過ぎてしまったようです
今年はかなりテンパってましたね

おかげで人数に対する肉、スープの量等はデータが蓄積されてきていますので
年々無駄買いをしなくて済むようになっていますね

ゲームの終盤にヤスゾー隊員が無線機の改造スイッチをわざわざ持ってきてくれました

今回の長時間戦には間に合いませんでしたが来年からの無線機を使ったゲームで活躍してくれるでしょう

ヤスゾー隊員 ありがとうね

BBQに関しては大盛況と言ってもいい雰囲気でしたが
ゲーム内容に関しては参加者達は本当に楽しんでいるのだろうか?
実はマンネリで「BBQの前の腹ごなしの為の運動」という感じになっていないだろうか?
隊員達からちゃんと意見を吸い上げなければいけないと思う

「またやりたい」と思えるゲームでなければ参加者に対して失礼だろうし
個人的には「毎年恒例だから」という理由だけで続けるのならば意味は無いと思ってます

今年は「いつ終わるか判らない」という緊張感が刺激になったとは思いますが
来年もしもまた開催するのであればルール整備だけでなく
司令官のゲームメイキングでも色々と考えなければいけないでしょう

その時は司令官は辞退しようかなとか そんな事を考えているのでした
                   わがまま突撃隊 隊長 サカモト