2000/08/19・20 ASCS参戦報告

 第三部  「意外な結果に」

 翌日は天気も良く、無事ゲーム出来そうだ。
朝食ぐらいは、と期待をもって向かったが、昨日と同じく、トレーを渡されて、決まった量の食事。
食べ物のことで文句垂れるのは卑しいが、朝飯ぐらいは気持ち良く食べたかった。
テントの様子が気になるので早めにフィールドへ。今朝も変わらず暑い一日。
よく寝たのでへばることは無いと思うが、テントに行くだけで既に汗まみれ。
雨は激しかったが、風が無かったのでテントは無傷。
他のテントなどが水浸しで苦労しているのを見るにつけ、悪いとは思うが優越感にひたれる。
ゲームの方は昨日の残りがそのまま朝の一番に繰り下がっただけで、250対250は進行具合によって実施を判断するとのこと。

 第四ゲームは第Uフィールド。昨年、シュヴァルツ対TPOで使ったところで、ここも森林戦。
中を川が流れているほど足場が悪い。森林は左翼に広がり、右翼は森が切れてしまう。
今回も右翼の担当で突撃。
昨年は結構粘れたので頑張れると思ったが、年甲斐も無く、先頭切ってむやみに突撃してしまい、またあっけなくヒット。どうも今年は早くやられすぎる。
戦況は良いようで、敵チームがどんどんセーフティーに出てくる。
戦闘は終了ギリギリまで続き、ホーンが鳴って終了かと思いきや、味方チームが終了直前にフラッグアタックに成功したとのこと!
ゲットしたのは残念ながら、TPO連合の人ではなかったが、ゲット数も上回ったため、完全勝利にCチーム全体から歓喜の声、当然、「ビバ・モッチー」の連呼となる。
しかし、ゲットしたのは同盟チームの方なんだけど・・・。

 続いて気持ち良く第五ゲームは第Tフィールド。
このゲームに勝っても、昨日の戦績では決勝トーナメントには進めないだろうけど、一縷の希望をもって臨む。
集合するなり、FMが随分せかす。ここはタテに長く、移動し辛いので、
フィールドの下見は早くしてほしいとのこと。
中には開始に間に合わなかったゲームもあったとのことなので、それを聞いてまた焦る。
おかげで開始時刻にかなり余裕をもってスタンバイ出来た。
リーグ戦最後の、同時に公式戦最後のゲームとなるようなので、モッチー大将が気合を入れる。
昨日がボロボロだっただけに、最後は気持ち良く終わりたい。
自分自信も今回はやられっ放しなので、最後のゲームぐらいは敵をゲット、とまでいかずとも最期まで生き残りたい。

 今回は敵は遥か遠く、全く姿も気配も無い。
スタートと同時に飛び出しても、いつ敵と遭遇するかわからず、2、3番手ぐらいについて慎重に進む。
起伏は無いはずだが、意外にブッシュに紛れて敵は見えない。
と、向こうが先に見つけたのか、早速弾が飛んでくる。
我等が進んだ左翼は、向こうからは丸見えらしく、正面だけでなく、またも斜め前方からも狙われてるらしい。
中央などより、進みすぎたのかもしれない。
声を上げて、後ろの味方に敵の数を報告し、進攻しようと思ったら、声を上げたことで位置がバレたのか、あっけなくヒットされた。全てのゲームで10分と生き残れないとは、まるで捨て駒のようなものだ。
最前線の歩兵の無駄死にとはこんなものか。
よく考えたら、最前線で叫んだって、後ろの味方にゃ大体お見通しのことだ。
無駄なことをしていた。

 すごすごと長い小道を戻り、セーフティーへ。今回も味方は優勢。
日が変わって動きが良くなったのか、単に敵チームとの相性の問題なのか、そんなに戦い方が良くなったとも思えないが、声は出るようになった。
時間が経ってやられて出てくるのは若干相手チームが多いようだ。
そして、終了間際に「ウオォー」と全員突撃のような雄叫びが聞こえた。
どっちが突撃したのかは解らなかったが、後で聞けば相手チームだったとのこと。
捨て身の突撃だったのか、逆にこれで我がチームの勝利が決定的になった。
このゲームもフラッグは取れなかったが、ゲット数で勝利。
この結果、昨日2敗したにもかかわらず、なんとリーグ2位となった。
全然活躍出来なかった自分としては複雑だが、この結果はうれしい。

 しかし、リーグ1位でなければ決勝トーナメントには残れないことに変わりは無く、セーフティーに戻って今後の日程の発表を待つ。
気温はぐんぐん上がり、さすがにバテ気味。おそらく250対250はやるだろうとの読みで、体力を温存。
戦い終わってTPO連合も、和気あいあいと写真を撮ったりしてのんびり過ごす。
決勝に残れなかった責任を取るということで、モッチー大将が切腹してみたり、出来あがった写真を見てびっくりしたが、合成写真のためのカットを数枚撮ったり、このメンツでしか出来ないことをやっておく。
決勝に残ったら残ったでうれしいはずだったろうが、体力的に無理だったかもしれず、お祭り用の体力があったかどうか。思えばちょうど良い楽しみ方だったようだ。