Carbon8 M45CPQ 初期ロット
たぶんスライド破損防止対策
今更ですが載せておきます
2018年の年末に発売されトイガンで遊ぶファンのあいだでは注目されたCo2を使ったブローバックエアガンです
発売当初(初期ロット)ではスライド破損が多発してしまい、これも話題になりましたね
サカモト隊長も初期ロットを愛用していますが今まで一度もスライド破損は起きていません
実はちょっとした対策を施していた事が効果的だったようなのですが
あまりネットでは知られていないようですし
カスタムパーツを購入する時の注意点にもなるので今更ながら報告致します
今回注目する部品はこちら
アウターバレルとリコイルプラグです
スライド割れには関係無いように思うかもしれませんが
いろいろな部品が意外な部分で関係性を持っているので侮れませんよ
リコイルプラグのフランジ(ツバの部分)でアウターバレルに近い部分に注目してみますと
どこかと接触して削れていることがわかります
すでに数百発は撃っているのでそれなりに削れて角が丸くなっています
場所が判りにくい人は裏画面にもう少し引きでの画像がありますのでご確認くださいな
相対するアウターバレル側も削れて擦り減っていました
ブローバックの時にこの部分が接触しているのは間違いないでしょう
バレルアッシーとリコイルプラグをスライドに組み込んで動作確認してみました
どうやらスライドがブローバックする時にアウターバレルの段差と
リコイルプラグのフランジ部分が引っ掛かる可能性があることがわかりました
隊長の個体ではがっちりと食い込むことが無かったために徐々に削れていくことで
スライドが破損せずに済んでいたようです
簡単な図で状況を描いてみました
もしも赤矢印の部分が噛みこんでしまったらスライドをブローバックさせる力が
全てリコイルプラグに直接伝わってしまうことになります
元々リコイルプラグにはリコイルスプリングを介してブローバックの力を受けていましたが
硬い部品同志が直接激突するような荷重が加わった場合は
スプリングで受けるの場合とは比較にならないほどの衝撃を
プラグとプラグを受け止めているスライド前半部分が受けてしまいます
さらにM45CQPはアウターバレルが金属のため
形状が削れにくく がっちりと食い込んでしまった可能性があります
スライドが割れる原因のひとつはここにあったのではないでしょうか
参考のため東京マルイのリコイルプラグと比較してみました
ミリタリーガバはM45CQPと同じ形状のフランジですが
M45A1やハイキャパなどはフランジがカットされていますね
東京マルイ製品でスライド割れの発生がほとんど報告されないのは
アウターバレルが樹脂製のためスライド破損となる前に
アウターバレルが削れてしまい力を逃がしていたかもしれません
隊長のM45CQPではすでに削れてアウターバレルとの引っ掛かりは少なくなっていましたが
念のためリコイルプラグのフランジをマルイと同じように削っておきました
まだファーストロットを使っているユーザーさんは削ってもデメリットはありませんのでお試しあれ
ちなみに最新ロットのモデルや補修用として売られている純正部品ではすでにこの形状になっているようです
(セカンドロットから変更になっているようです)
Carbon8 M45CQP/DOCのカスタムとして
社外品の(特に東京マルイと共通だと思われる)リコイルプラグを組み込む場合には
リコイルプラグのフランジ形状には気を付けてくださいね
以上、皆様のサバゲライフの参考になれば幸いです
2020/05/07
報告者:サカモト隊長