東京マルイAK47をメンテナンスする為に分解すると
とっても気になる部分としてセレクターボルトのキャップがあります
ボルトは+ネジで外装のキャップは両面テープで付けられてますので
時々、紛失して+のネジ頭が露出している銃を見かけます
それじゃぁちょっと悲しいので
簡単にセレクターボルトを作ってみました
(ちなみに実銃はネジではなくカシメピンみたいですね)
まずは加工中にネジを痛めないようにテープを貼って保護します
右が噂のセレクターキャップです
ネジの頭を削って平らな部分を作ります
金属用ノコギリがあれば切断してしまうのもいいでしょう
私は念のため2辺を作りましたが
1辺だけでも大丈夫だと思います
どうせ隠れてしまうので切り口を仕上げる必要もありません
キャップと同じサイズに1mmABS板を2枚切り出します
見て判ると思いますが
私は円形を作る時に丸くは切り出さずにテキトーに切り離して
あとからカッターで周囲を丸く仕上げます
意外とこの方が時間が短いんですよ
ネジが入るピッタリサイズの穴を開けます
ガタガタにならないようにします
1枚にはネジ頭の形をケガキます
この時、穴が大きくてガタガタだとケガキが上手く書けません
ケガキを入れたABS板です
板にキズが入ってますが気にしません
どうせ隠れちゃいますからね
ケガキに沿って切ります
この形にネジ頭がピッタリと入るので
組立てた後で外側のABSだけが空回りする事がありません
次にキャップの頭部分になる部分を切り出します
これも大体のテキトーでいいです
上は最初の2枚を貼り合せたところです
最初と同じように1枚はネジ頭の形に切って
もう1枚はネジ頭の「逃げ」を作っておきます
右上にあるのが最初の2枚です
どんな風に貼り付けられているか判りますよね
後から作った2枚を貼り合せて
なんとなく「オダンゴ状」に成型しておきます
この成型の時に削り跡を外周に沿った円状に残しておくと
なんとなくリアルちっくになります
4枚のABS板が貼り付きました!
なんとなく完成形が見えてきましたね
最後にプラリペアでネジ頭の溝部分の埋めます
これも空回りしないよう用心の為です
後は紙ヤスリでそれっぽく仕上げれば出来上がりです
今回は溶接ピンのような雰囲気のつもりで凹み部分を残してみました
右の純正品と比較してみて下さいな
もっとツルツルピカピカに仕上げれば高級っぽくもなりますけど
無骨なAKっぽくなくなりそうな気がしますね
パーカーシールで塗装して金属っぽくしてみました
はい!完成です!
本体に装着してみたらマットな仕上がりが逆に浮いてしまいました(笑)
本体に組む時は手で回して入れてあるだけですけど
元々緩み止めのワッシャーが入っているので殆ど緩んではきませんよ〜
(時々、チェックは必要ですけどね)
ここから応用編です
似たような工作方法でファンタ隊員のステンmarkUの留めネジを作ってみました
やっぱり最初はネジ頭の加工です
どのくらい削ったのか比較してみて下さいな
必要なサイズのABS板を切り出します
子供が学校で使っているコンパスを利用して円を描いてます
適当な大きさに切り出してから丸く仕上げます
この方法だと厚い板でも早く円に仕上げられますよ
円形のまま切り出すのは意外と大変ですからね
必要な部品が揃いました
左から、本体に嵌めこまれる部分、本体の押さえとなる板
頭を加工したネジ
ネジ頭が嵌まる部分、仕上げの頭部分となってます
これらを順番に組み立てていきます
ネジの頭が殆ど埋まってるのが判りますか?
あとは仕上げの頭部分を貼り付ければ完成です
仕上げ部分の穴は無くても良いのですが
最後に接着剤を注入するのに使いました
貼り付け完了です
実物は簡易製造品ですので粗加工っぽい仕上げにしてみました
なんとなく加工品っぽく見せるためにワザと穴は残してあります
電動ステンのストック取り付け部分に組み付けて終了です
さて、上手くいくかな?
完成です!どうでしょう?
実銃では内側から凸形状がストックの穴にはまる形状なのでちょっと違いますが
以前はネジがむき出しでしたから
なんとなく雰囲気は出た感じになったと思います
ファンタ隊員にも喜んでもらえたので嬉しいですね
いかがでしたでしょう?
ちょっとしたアイデアでいろいろと応用が利く方法ですので
これをご覧の皆さんも何か困った部分で役に立つかもしれませんよ
以上、わがまま突撃隊秘密工房からでした!
2010/02/11
報告者:サカモト隊長