2007/10/06 戦況報告

家族旅行でしたがそれだけでは終わりません
(関市第40回刃物まつり)

ちょっと包丁を買い換えようということで
車で夜通し走って岐阜県関市までやってきました
関市は刃物の街として有名で
この刃物まつりには全国から包丁等の買物目当てのお客さんや
濃いナイフマニアの方々までたくさんの人がやってきます

ナイフといえばミリタリーマニアの方々も好きな人が沢山いますね
というわけでちょっとばかり見学してきたので報告いたします

前日の夜中に出発して中央道をひた走り
明け方近くにSAで仮眠をとっての出撃です
メイン会場となる通りに到着したのが8時半頃でしたのでまだ準備中でした


まず最初の見学は関鍛治伝承館です
日本刀の鍛錬技術の保存を目的とした資料博物館となってます
刃物まつり開催期間中は入館料無料でした


刀鍛治の実演も行われてます
まつりの期間だけでなく定期的に行われているようですよ
火花を散らして鍛造される様は迫力がありますね


館内では研ぎ師や鞘師などそれぞれの匠が実演を行っていました
一番手前は柄師で鮫皮を巻いた柄に組紐(?)を巻いています
隊長はこういう匠の技を見るのが好きなんですよ


ちょっとミリタリーっぽい物も紹介しておきましょうね
右の鉄仮面はアドルフ・ヒトラー総統からの贈り物
左の短刀はヒトラーユーゲント来訪記念の刀だそうです
この写真の右側にムッソリーニから贈られた陶器もありました


次は剃刀で有名なフェザーの博物館「フェザーミュージアム」です
こちらの広場でもイベントや即売会などがありました
隊長もジレットを買いましたよ


さすがフェザーですから髭剃りや剃刀系の展示が多かったですね
巨大な剃刀は本当に使われていた物です(ウソです)


これはなんだと思いますか?
「シェービングホルン」と言いますのよ
なんと髭剃りの音を積極的に楽しむ為に生まれたのでした


「関アウトドアナイフショー」の会場です
ナイフ系のブラックホールって感じですかね
カスタムナイフファンが集まる場所です


会場の広さは都産貿/浜松町の2階よりやや広いくらいでした
大手メーカーやショップではなくて
個人レベルのカスタムメーカーがメインのようでしたよ
美しく仕上げられたナイフが沢山ありました


続きましては山秀の「世界のナイフショールーム」に来ました
感じとしては高級ブランド輸入時計店のショールームですね
ここは博物館ではないので解説等はありませんでした


こ、これは!
隊長が25年以上前に購入した事があるナイフですよ!
懐かしくて思わず撮影してしまいました


こちらも有名メーカー セト・カトラリーの「世界のナイフ資料館」です
ちゃんと即売会もやってますよ
ここで息子が小ゲームに挑戦して3割引の券をゲットしましたので
ちょっとだけですが買物もしました


ナイフ資料館の入り口です
奥にある大型のアーミーナイフが見えますか?
電動仕掛けでナイフが可動してました
ナイフ店の店先にあった物のようですね


館内は狭いながらも珍しいナイフが沢山展示してありました
たぶん、社長さんのコレクションなのだと思いますが
きちんと分類/整理類されていました
また解説もついているので見ていて飽きませんね


ここでもちょっとだけミリタリーっぽい物を紹介します
1918年頃の米軍のステーキナイフだそうです
ハンドル部分がアルミで出来てるそうですよ
しかも売り物です(笑)


いよいよ最後になりました!
G・サカイの「ナイフ・ミュージアム」です
単なる店のショールームだったり
倉庫の2階(笑)だったりの所もありましたが
ここは本格ログハウスでの専用博物館になってます


さすがに展示レイアウトも本格的ですね
ちなみにここだけは入館料を取っていましたが
入館記念として小さなナイフのプレゼントがありました


左はシースナイフの製作工程
右がフォールディングナイフの製作工程です
中学生の息子は興味津々という感じで熱心に見学していました


ミュージアムのバルコニーには巨大なフォールディングナイフが!
全長5.1m、総重量600kgの世界一大きなナイフです
このナイフはここで作られた物・・・だったと思います

さて、色々と周ってきましたが各館の隊長的な感想を書いておきますね
日本刀の歴史と技術なら「関鍛治伝承館」
剃刀系刃物なら「フェザーミュージアム」
本格的&ブランドナイフなら「ナイフミュージアム」
珍しいナイフなら「世界のナイフ資料館」がオススメですよ
ちなみに「百徳ナイフ」はどこへ行っても見られます(笑)
岐阜近辺に行く機会がありましたら見学に寄ってみて下さい


最後になりましたが刃物まつりのメイン市場です
2日間とも沢山のお客さんで賑わってましたよ
隊長家も包丁とかハサミなどを買いましたとさ

ここまで読んで頂いてお気付きでしょうが
この報告書には本格ナイフの写真が1枚もありません
これは最初から隊長に本格ナイフを買う気が全く無かった為
購買対象では無いナイフの写真を撮らなかったからであります
悪しからずご了承下さい(^_^;)

本日の戦利品


隊長がまとも買ったのはこれだけですよ
フォールディングナイフのピンズ
(刃物としては使えません)
下はアル・マーとG・サカイのピンズです


シャレで買った鉄砲型のおもちゃナイフと
ナイフミュージアムで貰ったフォールディングナイフ
家的には包丁3本、ハサミ10数本、鎌1本
更にお土産は多数でしたが関係無いので割愛しまっす

1.5泊の強行軍での旅行でしたが楽しかったです
でもナイフ系の博物館ばかり巡ったので
本格ナイフは1本も買ってないのにオナカ一杯で〜す