2005/10/30 戦況報告

関東ハイランド・ゲームスin神田外語大学
(ゲームといってもサバゲじゃありません)

毎年秋に行われているイギリス・ハイランド地方の伝統の祭りです
去年の板橋商店街の秋祭りと同様に
ゴードン・ハイランダース・メモリアル・パイプバンドの
お手伝いということで家族そろって出向きました


江戸川某所でのある日の練習風景
何日も前から少しずつ練習を重ねていきました
演奏だけでなくマーチングもしなければいけないので
憶えることが沢山あります


前日のゲネプロ時の写真です
左からスネア、プラカード、ベル
そしてバンドメジャー担当です
今年は長女にも役割がありました

本番当日の早朝

この服は着替えるのに物凄く時間がかかります
前日の着合わせの時には4〜5人が着替えるのに
2時間もかかってしまいました


今日は多少は段取りが判っているので
若干早く着替えることが出来ました
とは言っても全員が整うまで1時間程度はかかってます


会場は海浜幕張駅北側にある大学のグランドです
駅南側ではモーターショーが開催されているはずです
プロ野球日本シリーズの最終戦の日でもありましたが
ロッテが4連勝したのでなくなりました
(ロッテ優勝ヤッタネ!)


最後にバンド責任者の大槻さんの最終チェックが入ります
ボタンやリボンの位置から服のシワまで
厳しく見られますので結構ドキドキします
それと同時に子供たちが
大事な服を汚してしまわないかもドキドキしてます


はい!出来上がりです
とはいっても衣装だけです
これから本番の演奏があるわけです
あれ?長女が写ってませんねぇ(^_^;)


パレードに向けてパート毎に集まって練習です
右の奥では金管楽器パートが練習してます

旗を振る旗手や先頭の指揮者も
色々と決まりがあるので大変なんですよ


敬礼にもちゃんとした形があります
つま先の開き具合から腕の上げ方
掌の角度まで入念にチェックします


最終チェックの様子です
この石畳風のコンコース(?)は雰囲気バッチリだったので
フル装備で写真を撮ればよかったのですが
皆さんイッパイな状態でそれどころではありませんでした


歴史ある名門バグバイプバンドにご挨拶です
(東京パイプバンドさんです)
さすがに演奏もビシッと揃ってました
ウチらは今のところビジュアル先行です(笑)

ちなみにこの赤いタータンは
有名なロイヤルスチュアートといって王家の模様です
ゴードンはハントリー公爵家の模様だそうです
ところで「タータンチェック」って和製語だって知ってました?


いよいよ演奏パレード開始です
直前に段取りが変更になったりして
不安要素だらけです


急場での変更にもかかわらず
見事な陣形を作る事が出来ました
演奏はまだまだですがパレードとしては
辛うじて合格ですかね


ほぼ等間隔にならんだパイパー達
これには後で写真を見た大槻さんも感心していました
辛かった練習の成果が出たようです


運営側のスケジュールの都合で予定の半分以下しか演奏出来ませんでしたが
なんとか大役を果たせてメンバー一同ホッとしています
皆さんの笑顔がイイですね

『ゴードン・ハイランダース・メモリアル・パイプバンド』とは
英国の由緒ある部隊であるゴードンハイランダース軍楽隊の装備に身を包み
バグパイプバンドの演奏を通して英国の歴史や民族の理解と普及を目指す
英国歴史民族研究団体であります
レパートリーは英国国歌や英国民謡のみに留まらず
ドイツ、日本の古き良き民謡 果てはアニメソングまで幅広いです


ところでハイランド・ゲームスというのは
バグパイプのみのお祭りではありません

日本風に言えば地域の運動会と
盆踊りを一緒にした様なお祭りです
子供達を集めてカケッコや
何やらオリエンテーションのような物もやっていました


これは「トッシング・ザ・ケイバー」という競技で
川に橋を渡す丸太を投げたのが始まりだったとか・・・


1つ上の写真だとなんだかお客さんが少ないように見えますが
そんな事はありませんよ
反対側にはご覧の通りの見物客がいました
薄曇りの天気の中でおよそ1500人のお客さんが来たそうです

他にも砲丸投げやガロンスローのような重り投げとか
お客さんも一緒になって参加する綱引きなども催されていました


昼食はスコットランドの伝統的な家庭料理「ハギス」です
家庭料理と言っても普段食べるものではなく
日本だと正月に食べるお雑煮のようなものだそうです

ハギスとは一説によると、スコットランドにしかいない独特の獣の肉で
その動物ときたら、めったに見た人がいない
特別な狩猟区に行き、満月の夜、運が良ければ、真夜中に見ることができる
それも心の汚れたものには見えないらしい
しかも、前足と後ろ足の長さが違い、坂道をすごい早さで駆けるそうです

というふうにハギスを初めて見た人には説明するのが
スコットランドのジョークらしいですよ(笑)


ホントは羊の内臓やタマネギ、牛脂、オートミール等を
香辛料と一緒に羊の胃袋に詰めて茹でたものです
味付けは各家庭によって様々ですが
ちょっとクセのある味なので好みが別れるところですね

ちなみにツシマはふた口ほどでリタイヤしてました


昼食とは関係無く色々な競技が行われています
ちょっと判りにくいですが個人演奏コンペの1シーンです
競技しているのはスネアの女性でバグパイプは伴奏です


これは「アイリッシュ・ジグ」というダンスのコンペです
“アイルランドの洗濯女の動きを真似たダンスを踊っているスコットランド人のダンス”
のコンクールに出ている日本人 を撮影しました
あぁ!言いにくい!(笑)


こちらも「セイラーズ・ホーン・パイプ」という
“帆船時代の水兵さんの動きを真似たダンス”
のコンクールに出ている日本人です
ダンスコンペには全てバグパイプの生演奏が付きます


我らがゴードン・ハイランダースも
ミニバンドコンペに出場しました
結果は・・・・下記参照(^^ゞ


最後にコンペの結果発表です
我らがゴードン・ミニバンドは・・・
良く判りませんでしたが何ももらってませんでした
それでも参加した事に意味がありますよ
お疲れ様でした


コンペ参加者で記念撮影です
来年はもっとゴードンのキルトが増えるといいですね


ビジュアル的には高得点ですので
記念撮影などもよく声を掛けられていましたね


最後は全バンドメンバーによる大パレードです
その先頭で指揮を執るのはなんとウチの愚息です
まあまあ様になっていたようでお褒めの言葉を頂きました
一ヶ月半程の練習でしたが彼も頑張りましたね


最後の締めに即興で「蛍の光」を演奏
傍らにいたパイプ演奏の審査員の方も一緒に演奏してくれていました
夕暮れ時のちょっと感動的な瞬間でしたね

これにて予定は全て終了です
お疲れ様でしたぁ!


最後は参加メンバーと付き添ってくれた家族も一緒に記念撮影です

この後真っ暗になるまで撤去作業があったのですが
忙しかったので写真がありませんです


片付けの後に一緒に夕食としました
モーターショーの影響で道路が激混みだったので
程好い時間潰しにもなりました
因みにゴードンの正規メンバーの男性達は
まだキルトを穿いたままですよ



そして最後はいつもの・・・・
今回は家族総出演です