2005/05/03・04 戦況報告

TPO最大イベントである24時間戦がやってきました
今年はちょっと早めのGWになりました

今年の24時間戦は昨年の較べると準備段階からまったりな雰囲気だった
開催地が早々に赤城に決まった事
昨年の経験から参加者が少なくてもなんとか遊べる目処が付いた事
などからか実際には危機的状況に変わりは無いのに落ち着いた進行であった
もちろん参加者の呼び掛けやダンボール資材の調達などは意識していたのだが
結局、思うように集まらず終いであった

当日は4時に起床、4時半には出発して6時には前橋のICに到着するはずが
GWと言う事もあって既に渋滞が始まり約束の6時半に10分遅れで到着した




私とは逆に早く到着してしまったツシマ少尉
車の中で爆睡状態です

早く着き過ぎたので吉野家で食事したらしい

 

現地にはすでにDHCとクラフトフェルトが到着していた
我が隊のマッシー軍曹はやや遅れるとの連絡があった

早々に個人装備の準備と弾速測定用にテーブル設置に取りかかる
早朝でまったり気味の皆さん
クラフトはデザートカラーのデジタル迷彩を初お披露目でした
土が剥き出しの部分が多い赤城では意外と迷彩効果が高かったのが印象的でした
準備が出来た人から順に弾速のチェック
イレギュラーズはパルスライフルで参加
ウッチー隊員の趣味でもう2丁注文してるとか
残弾カウンターもちゃんと機能していて
なかなかカッコ良かったですよ

その後は全員でダンボール等の防壁資材の運搬を行った
今年は天気が良好でホントに良かった 昨年のような雨だと気が滅入る
駐車場から下の陣地まで防壁資材を運ぶ
車上には懐かしいクラフト戦車が今年も運用される事なり一緒に運ばれてきた

しかし、中はカマドウマの棲家となっていて
搭乗者にはかなりの負担となるであろう
本陣にはTPO旗を掲揚した

昨年同様総勢14名とかなりショボくなってしまいましたがなんとか頑張りましょう

クラフト戦車が健在であることが確認された為運用する事となった
ところが第一搭乗候補であるクラフトのS上等兵が搭乗を拒否!(笑)
急遽、搭乗員を決定する事となった

お互い戦車だけは乗りたくないとの思惑からか 単なる遠慮なのか
なかなか搭乗者が決まらない為 最終的にはジャンケンで決める事にした

激戦となったジャンケンに勝利し
喜びの余り踊り狂うイレギュラーズ隊員達
ホントに乗りたくなかったのね

手前は栄えある搭乗員に決定したツシマ少尉
「え〜 これに乗るのぉ?」
今だ躊躇しているツシマ少尉
結局、乗ってしまえばノリノリでした

虫の苦手なウッチー隊員が
恐る恐る中の様子を偵察している


防壁資材や個人装備を陣地側のセイフティエリアへ運搬すると
あとは開会式である
人数は少ないがやる事はちゃんとやるのである

本日の参加者14名・・・
  って人数足りてません

DHCの3名が遅れています
このまま開戦すれば3対8という
TPO連合としては素敵な状況で開始されます
さてさて今年も少ない参加数での部隊編成をしなければならない

今年の部隊編成は以下の通りとなった
DHC連合 ダイハードクラブ 6名
TPO連合 クラフトフェルト・イレギュラーズ・わがまま突撃隊 8名
人数に差があるがチームを割る事は避けたいと考え
更に、我が隊のマッシー軍曹は本日のみの参加ということでこの様に決定した
お世話になってる金子軍曹さんから諸注意

「練炭には気を付けろ!」
いろいろと重みのあるお言葉でした(笑)
途中で本物の刑事さんが来たりしてました
両軍司令官がガッチリ握手

顔は笑っていますが
果たして腹の内はいかがなものか?

これから熱い24時間が始まります
開会式終了直後に遅れて到着したDHCの3名

DHC連合は命拾いしたようですな(チッ)

開会式も無事終了し、後は12時の開始の合図を待つだけとなった

まずはバリケードの構築である
TPO連合は両翼のゲットポイントを抑えつつ
敵の前線基地にも牽制できるようにとかなり欲張った陣容とした

12時のスタートダッシュが早かった為か早々にバリケードを築き上げていく
対してDHC連合はかなりゆっくりとした出足であった
次々とバリケードを築き上げていく
TPO連合の将兵達

一番奥のタニー隊長だけ動きがおかしい
その理由は・・・・
防壁構築が順調な為 ちょっとしたちょっかいを出す事になった
タニー隊長は敵の陣へ威嚇射撃を行っていた

これによりDHC連合の防壁構築は
かなりやり難かったようである

あらかたバリケードの構築が終わり
TPO連合は小休止を取りながら交代で歩哨を立てた
「今までの24時間戦はこれで8割方終了したと言っても過言ではなかったな」
などとのんびりムードが漂う中でボンヤリと考えていた

本格的な戦闘の前に気力と体力を回復させる
休息もりっぱな戦闘行為なのである

ホントに疲れて寝ちゃってるわけでは・・・

いよいよ本格戦闘の開始時間が迫ってきた
ツシマ少尉は戦車へ初の搭乗である
坂道で更に足場も悪いため、急発進や急な方向転換はコケる可能性がある
私は随伴歩兵として後につく事とした

初搭乗に緊張を隠せないツシマ少尉
目標は前方のゲットポイント(黄旗)である

戦闘開始の合図と共に発進だ!
拍子抜けするほどあっという間にゲットポイントに到着した
そのまま周囲を防壁で囲いゲットポイントを防御する
どうやら敵はこちらのゲットポイントに重点を置いていなかったようである

拡張した人員配置が裏目に出たのか
TPO連合はDHC連合のゲリラ的攻撃に
開始早々に全滅一歩手前までいったりしてしばしばピンチに陥った

その後なんとか持ち直したがまったりとした戦闘の中にも
なんとなく劣勢な感じではあった。
そのまったり感に我慢しきれずタニー隊長が最初の作戦より1時間早い4時に
戦車での突撃を敢行しようと持ちかけてきたのだが
「まぁゆっくりやりましょーよ」などとのらりくらりとかわしていたらば
なんと4時半頃に敵陣より戦車が登場したのである
開戦当初、DHC連合は戦車を擁してはいなかったはずだ
恐るべきはDHCの工業力である
この短時間に戦車を急造し、戦場に送り込んできたのだ

それまでは双方とも散発的な攻撃でまったりとしていた戦闘が敵戦車の登場で一変した

急遽その場にいたマッシー軍曹に
クラフト戦車への搭乗を命じたのだがやはり急拵えの戦車兵では機敏な運用が出来なかった

随伴歩兵のツシマ少尉は
モタモタするクラフト戦車を追い越してしまい
敵の銃弾に倒れた

DHC連合の戦車が登場した事でパニックに陥ったTPO連合は
そのまま押し切られ 全滅して本陣奪われてしまった

地団駄を踏んで口惜しがるタニー隊長であったが
私は何が何だかわからなドタバタな戦闘を楽しんだので結構満足していた
個人的には勝敗はそれ程重要ではなくて楽しければOKな体質みたいである

「やはり早めに戦車を出していれば・・・」
悔やんでも悔やみきれないタニー隊長
この瞬間も頭の中では次の戦闘シュミレーションが超稼動している

その後、夕刻になったて視界も悪くなりそうだしで
モッチー大将より翌日までの休戦協定の申し出があった
不貞腐れて渋るタニー隊長をなだめつつ
最後のガチンコゲームを行って本日の戦闘を終了する事にした
ここに24時間戦史上初(?)の戦闘2日目突入が決定したのである
(一体、今までの24時間戦は何時間戦だったのでしょ?)

ガチンコゲームでは
頂上のバリケードに一番に辿り着いた者に
100円の懸賞金を出したところ
イレギュラーズのウッチー隊員が
かな〜りやる気を出してくれました

こういうノリが大事なのよ
でも一番はマッシー軍曹だったのでした

どういうことよ(笑)

最後のガチンコゲームは人数差が有利に働いたのかTPO連合が勝利した
戦闘の際にバリケードの破壊とか戦車の奪取とかあったようである

これにて本日の戦闘は終了である
この後は24時間戦でのお楽しみであるナイトトークの時間になる

圧倒的に有利な状況で
一日目を終わりご機嫌なモッチー大将

不本意なまま終了のタニー隊長
しかし、これで終るタニー隊長ではない
既に明日の作戦を練っていたのである

テントを建てない我が隊は
一足早く夕食を取ることが出来た

夕食時には北ベ将校に着替えたマッシー軍曹
赤城の常連さんに写真撮影されてました

今年はアホカリに行ってもらいたいですな

マッシー軍曹はこれにて帰還しました

各隊のテント設営が完了して夕食の支度を行う頃には
赤城の空はすっかり暗くなっていました

ナイトトークの舞台となった赤城テント
しかし、夜は寒かったです
DHC連合の皆さん
今日は得意のゲリラ戦法でかなりやられました

食事はカレーがメインだったかな?
なんと夜間装備が全くなくサイリューム一本で食事をしようとしていたイレギュラーズ
しかも暖かい食べ物は無しだそうで・・・
無茶ですよ(^_^;)

そういえば一昨年の私もそうでした
今年はそれなりの食べ物を持ってきてます

イレギュラーズには懐中電灯と
暖かいココアを差し入れしました
あ、ココアはクラフトのでしたね
翌朝「ココアが無い!」
とタニー隊長が嘆いてました

食事が終ればあとはお楽しみタイムである
わがまま突撃隊隊長はもうお年なので早々に就寝しましたとさ

ナイトトークが始まる頃
精根尽き果てたタニー隊長はうたた寝中

モッチー大将はイイ感じに酔ってます
 
21時近くなってくると寒さが増してきて
自然と焚き火の周りに人が集まってきました

ここでもタニー隊長は寝てましたが
私が引き上げた後に復活して
夜半まで盛り上がっていたそうです
 

翌朝 今日も快晴です
明け方の気温は五℃でかな〜り寒かったですが
日が昇ると共に気温も上昇してきました

 

朝も暖かい食事を摂れたのは良かった

早めに起きたのでコーヒーをゆっくり飲む事も出来ました

さぁ!いよいよ2日目に突入である
まだ朝早くて全員の動きが鈍い感じではあるが
装備を付け始めると段々と気持ちが盛り上がってきた


戦闘準備
に余念がないDHC連合
泣いても笑ってもあと4時間である
残りの戦闘を思う存分楽しみたい


敵陣近くまで潜伏して奇襲を成功させたり
スナイパーライフルが結構好調だったりで
個人的なエピソードは沢山あったんですが
それらは一人で密かに思い出して楽しみます
TPO連合は守るべき陣地を持たないまま戦闘開始なので
前日のとは逆にDHC連合の得意戦法であるゲリラ戦を敢行する事になる

とはいえ戦闘開始時間に奪取されたこちら本陣に敵の兵隊は来なかった
どうやら自軍本陣を強固に防衛するようである

やっぱりゲリラ戦でこちらの本陣を襲ってきたDHC連合
自らが作った戦車も我々に運用されないように完膚なきまでに破壊していった

本陣付近で復活する敵兵を即座に射殺するよう命じられていたニッシー軍曹

しかし、復活と同時に相打ちになってしまい
お互いの戦力が削られるだけで
あまり効果的な戦法ではありませんでした
いろいろと面白い戦闘があったのだが忘れてしまったので省略する
一進一退の攻防を続けていたのは確かである
昨日の劣勢から考えれば大健闘であろう
戦闘は続いていたのだがTPO連合の3名の安否が不明になっていた
ここでタニー隊長が一大決意を起こしたのである

埒のあかない状況に業を煮やしたタニー隊長は
とうとう自らがクラフト戦車に搭乗して
敵陣への特攻を敢行した

恐らく生きて戻ってくることは無いであろう
タニー隊長を涙ながらに見送るツシマ少尉

その頃、戦死してセイフティエリアにいた私の目の前をDHC連合が現れた
そしてそのままTPO連合の本陣を再び占拠してしまったのである
恐るべしDHC連合!このままではTPO連合の敗北が決定してしまう

と思ったら なんとTPO連合も相手本陣を奪取していたのだ!
タニー隊長が敵本陣に到着した時にはすでに占領したあとだったのである
戦車は上まで搬送されただけとなってしまった

お互いの本陣を奪ったことでまたしても膠着状態となり
まったりした雰囲気となってしまった為、司令官同士の判断により
『今年は引き分け』として最後にまたガチンコゲームを行い
今年の24時間戦は終了となった
開戦より実に22時間が経過していた

最後の締めの閉会式
皆さんお疲れ様でした
大した怪我やトラブルも無く無事に終了できたのがなによりですね

金子軍曹殿にも感謝であります
今年は参加賞として
レザーマンツールが配られました
でも数の関係で隊長の分はありませんでした

立つ鳥跡を濁さず
最後は使った防壁資材の後片付けです

ダンボールは大きさ別にキチンと分けました

皆で片付ければあっという間に終ります
フィールド内のゴミ拾いもやりました
後片付け中に1円玉をゲットして喜ぶ
100円をゲットし損ねたウッチー隊員

趣味にお金を掛けすぎて
生活費が月に5千円とか・・・
あんまり無理しないようにね
また来年も使うかもしれませんので
丁寧に扱いつつ片付けます
コンテナの奥にはクラフト戦車も入ってます

全ての後片付けを終了させた後
着替えと参加者、そして金子軍曹に挨拶をして赤城フィールドを後にした

 

あとがき

今年は前年と同じ様に参加者不足ではありましたが
少人数なりの戦闘となり結果としては今までにない長時間戦が出来ました
少人数の方がゲームコントロールがしやすいのも確かだし
参加者が全員24時間戦を経験している気の知れた者達だったのも
長時間戦が可能になった要因でしょう

今後はこの様相をそのままに段々と多人数でゲームが出来るようになれば
24時間戦は完成されるでしょう
まだまだ幹事会の反省点は多々あるし次回も開催する為ための努力と
事前活動を引き続き行っていかなければならないが
今年は普段の定例会と変わらない人数でもなかなか楽しめたと思います。

この日、関東地方は夏日だった

真にアイスが美味しい季節まで
もうちょっとですな

果たして来年も24時間戦に参加するのか・・・正直言って今はまだ判らない
ただ、イベントとしての下降線は止まったように感じられた
今後の事は隊員達とゆっくり考えようと思う
                   わがまま突撃隊 隊長 サカモト