2004/09/25・26 戦況報告

24時間戦の季節がやってきました
今年は紆余曲折ありまして利根川フィールドです

今年の24時間戦は開始前より波乱含みでした
開催地も開催日も二転三転して、参加者も激減してしまい
それでも開催したのはTPOとしての意地だったと言えるでしょう

当日朝8時、利根川に程近いJRの駅にてまずは集合
その後は連なってフィールドまで行く予定が信号で遅れた車に対して私のいい加減な誘導の為に迷子が発生してしまった
その車を待っていたため30分以上もロスしてしまった





私のいい加減な誘導の為に途中で迷子が発生
交通量の多い通りで30分以上待つ羽目に

みなさんゴメンなさい
m(_ _)m


自分の蒔いた種とはいえネタは逃さないので
キッチリ撮影しときました

現地にはすでにシュヴァルツと我が隊のマッシー上等兵が到着していた
駅で集合した時にはマッシー上等兵から遅れるとの連絡があったのだが
結局は我々が一番遅く到着してしまった
早速設営を始める
設営場所は早いもの勝ちであったのだが
この設営位置が後で命運を分けるとは
この時は誰も想像していなかった(^_^;)
シュヴァルツはテント無しの設営
聞けば1日目のみの参加だとか
2日目の人員はどうなるのかゲームの開始前から不安が募る

ともかく早々にも設営を開始する

隊員達が設営を始める中、私とモッチー大将はフィールドコンディション及び
ゲットポイントと本陣の設定位置の確認を行った

・・・そこで雨が強くなり始めた!
今年は雨との戦いになりそうだ
駐車場からテント村までは約250メートル
荷物の運搬は全員で手分けして行いました

バリケード用のダンボールを運ぶシュヴァルツ
ゲーム開始前のミーティング

総勢14名とかなりショボくなってしまいましたがなんとかやりくりします
チーム編成を発表しました

少ない参加数ながらもやりくりして部隊編成しなければならない

今年の部隊編成は以下の通りとなった
DHC連合 ダイハードクラブ・シュヴァルツ
TPO連合 クラフトフェルト・イレギュラーズ・わがまま突撃隊

開会式も無事終了し、まずはバリケードの構築である

ダンボール資材が少な目であったが 元々人数も少な目なので
必要最低限は確保出来た
しかし、これでは十分とはいえない
土嚢を積み上げる事でなんとか体裁を整えようとしたその時
サカモト隊長はトンでもない物を発見してしまった
捨てられた船である
「これをバリケードにすれば無敵要塞になる!」
サカモト隊長の野望が一気に膨らんだ瞬間であった
遥か彼方に見えるのが目的地である
それでも既に半分程移動したところである

あそこまで運ぶのは大変そうに見えるが
まったくもって大変だった
船が打ち揚げらた地点から防御拠点まで約100メートル
大の男が6人もいるのだからイケるはずだ

「では重たいので10歩ずついきましょう」
『せーの!』
「い〜ち に〜い さ〜ん・・・」
いつの間にか号令は10歩ではなく10秒になっていた
しかも限りなくゆっくりめで・・・・
右が激戦が予想される「星条旗の丘」

中央に敵のトーチカが見えるかな?

完成した廃船バリケード
銃眼なども開けたりして要塞っぽくなってます

と、思うんだけど

廃船バリケードの運搬と設置で
TPO軍の24時間戦は7割方終了したといっても過言ではない
その重労働具合は苛烈を極め
滅多な事では弱音を吐かないクラフトのO伍長より
「タニー隊長より人使い荒いですわ」
とのお褒めの言葉を頂いた。


開戦10分前には自軍本陣へ引き上げ開戦の準備を行った
弾込め及び水分補給をしっかり行う
この頃には日も照り初め今年の24時間戦は上手く行きそうな気がした。

本陣もこのように凝った作りである(笑)
敵さんもこれをみたらタマゲただろう

これら陣地構築で24時間戦の
半分以上を楽しんだ事になるのだ

自虐的精神がないとやれない遊びである


さて、開戦時間となり各員が所定の場所へと移動する
サカモト隊長は他の隊員と共に廃船バリケードの場所まで行くと・・・
なんと!船が倒されているではないか!
開戦前のホンの数分の間に敵が侵入し
あまつさえ我が軍の血と汗の結晶であるバリケードを倒して行ったのだ
さらには土嚢も崩してある
まったく酷い事をするもんだ
これよりDHC連合を悪の枢軸軍と呼ぶ事にする
右側は河川岸になっていて砂浜である
晴れて風が強かったら電動ガンの故障が続出したであろう

左奥の離れ小島のような茂みから煩く攻撃されてまいった
遅れて到着したクラフトのS一等兵は朝食の時間が取れなかった為、戦闘中に口糧を口にしていた

開戦直後はノンビリムードである
普通のサバゲではありえない光景だね
戦闘第一弾では我が軍が軽くジャブをかまして敵数名を戦死させた
捕虜として取ることも出来たのだが
まだ序盤ということもあり挨拶代わりに射殺しておいた

第二段はその戦死者が復活した頃にやってきた
敵のほぼ全勢力(5〜6名)が一挙にこちらの前線基地に襲い掛かってきた
こちらは応戦することもままならずそのまま前線基地を放棄
2名程が戦死した模様だが様子がおかしい

本陣より様子を伺うと
クラフトの白鳥一等兵とイレギュラーズのウッチー隊員が捕虜に!
なんということだ
ただでさえ少ない兵員を捕虜に取られるとは
もしや拷問にかけられ我々の作戦を漏らしてしまわないだろうか?
いや、それよりも死より恥ずかしい屈辱を味わっているかもしれない
しかし、そんな私の心配をよそに敵陣では捕虜2名がいろいろとやらかしていたようである
その詳細はモッチー大将のレポートに書かれるであろうから割愛する。
この頃は日も差して暑いくらいであった

S上等兵がタオルを被っているのは暑さ対策ではなく戦死者を現している

左には衛生兵のウッチー隊員が見える

その後はオフロードジープの侵入で戦闘が中断したり
チマチマとした戦闘を繰り返したりで悪戯に時間が過ぎていった

途中スナイパーライフルに持ち替えたサカモト隊長が
血気に走って一人で進攻したうえ背後より射殺されたことは内緒である

薄暮となる時刻が近づいてきた
BB弾の軌跡が完全に見えなくなる前に
頃合を見計らって本日の総攻撃を開始する事にする
全員(7名)に総攻撃の指示を下す

辺りが薄暗くなってきた いよいよ突撃だ
「攻撃開始ぃ〜!」
全勢力(7名)が一斉に攻撃を開始した

左の敵ゲットポイント方向の2名は私の無茶苦茶な指令を
決死の覚悟で遂行しようとしてあえなく戦死

空が明るく見えるが時間的には夕方です
最後の総攻撃を開始するO伍長

この後は激戦となりました

右側の離れ小島からの小煩い攻撃にも2名が戦死
遂には私も手薄になった左側からの攻撃で戦死してしまった
戦況が見えないまま
夕闇が色濃くなったころまたもやオフロードジープがフィールド内に侵攻して
盛り上がりの腰を折られた感じだったので休戦を申し出る
モッチー大将も了承してようやく休戦協定が結ばれた

1日目のゲームが終了し夕食の支度に取り掛かるところで思わぬ事実が発覚した
DHC連合軍は1日目のみの参加者が多数を占めており
なんと翌日参戦可能者は2名との事
モッチー大将は戦線を維持することが不可能と判断して
ここに降伏宣言を行ったのであった。

モッチー大将以下DHC軍の土下座に対し
尊大な態度を見せるTPO軍



あ、やらせ写真ですからね

なぁ〜んとなく不利な情勢にあったにも関わらず
TPO連合は最終的には勝利したのであった
サカモト隊長は殆どなんの作戦も立てずに
2年連続で勝利軍の指揮官となってしまった

モッチー大将と協議の結果
翌日はチーム編成を仕切り直してゲームしようとの事になった

その後は夕食、そしてシュヴァルツの置き土産であるビールを
楽しい夜のひとときを過ごした
こういった夜のコミュニケーションは24時間戦ならではである

夜といえば大人的トークの始まりですが
今年はそれ程濃い話題はありませんでした

参加した皆さん
私の話は極秘でお願いします(^_^;)

明日の事も考えて23時頃には就寝する
わがまま突撃隊の泊まり組は1名だけだったのでテントは張らず車中泊とした
夜半は激しい降雨にウトウトと目を覚ます事がたびたびあった
明日は大丈夫なのだろうか・・・・




翌日、身体の節々の痛みで目が覚めるとテント村へと急ぐ
なんとテント村が水没しているではないか!

水没したO伍長のブーツ
テントにも浸水している模様ですが
なぜかものすごく笑顔であります

間違えてS上等兵のブーツだけ
テント内に退避させていたそうです(笑)

早起きの年寄りどもに対し
若者はいつまでも寝ていられるもんです

彼らのテントは最後に立てられたのですが
一番浸水被害が少ないポジションでした

さらに本日の降水確率80%との情報

幸いにも現時点では殆ど雨は降っていないが
いつ本格的に降り出してもおかしくない状況である

降雨と水没被害に24時間戦を
中止すべきか悩むモッチー大将

今ならゲームは出来るが雨が降り出してからのテント村撤収は容易ではない
モッチー大将は苦渋の決断を下し
2日目のゲームは中止として撤収作業に入った

2日目のみ参加のツシマ少尉は
結局後片付けを手伝っただけになってしまった

それでも嫌な顔も見せずに働いてくれた
感謝、感謝である
積み上げた土嚢も砂を出し片付ける
キッチリと砂を詰め込み
キッチリと縛ってある土嚢の片付けは
作る時以上に大変である

片付け作業の後、閉会式を行い今年の24時間戦は幕を下ろした
最後に残った参加者は8名・・・なんとも寂しい人数である

ショボショボの人数ながら
やるべき事はちゃんとやらなければならない

閉会式を済ませ全員が帰路についた

 

しかし わがまま突撃隊隊長にはまだやる事が残されていたのだ


ジオン軍のイベントを視察
参加人数の多さが印象的でした

この日、手賀沼フィールドではジオン軍が別イベントを企画していた
山村総督より「そっちが終ったら顔出して下さいよ」とお誘いがあったので
短時間ながらお邪魔して様子を見学した
ショボショボになってしまった24時間戦に比べ
天候不順にもかかわらず多数の参加者で行われたイベントに
ちょっと羨ましさを感じつつ その場を後にした

 

あとがき

今年の問題点はなんといっても 開催地、開催日程の変更であろう
当初行われようとしていた場所は絶好のロケーションながら
参加人数不足の為、諸問題が露出して変更せざるを得なくなった
そこからケチが付いたのか、開催日程も場所も安定せず
結果的には(ギリギリで)利根川フィールドに決定となった
開催地はまだしも開催日程が変更になったことにより
参加者が減少 TPO最大のイベントのはずが
普段の定例会と変わらない人数となってしまった

砂浜に落としてしまったハイキャパは
完全分解して掃除を行った

個人的には砂浜でのゲームは
銃の故障などが心配でもうやりたくないですな

以上はすべて幹事会の不手際であり反省点は多々ある
次回へつなげるためにはかなりの努力と事前活動が必要であろう
                   わがまま突撃隊 隊長 サカモト