2004/03/14 戦況報告

いわゆるオープン戦。ややハリキリ過ぎたかも?
(手賀沼フィールドTPO定例会)

 皆さん、初めまして(>_<)わがまま突撃隊新入隊員の 「タクミ突撃兵」です。今回は、あたし「タクミ」が、レポートを お届け致します(^^) 帰宅途上の車中にて、「戦闘レポート書こうかなぁ」と つぶやいてしまったのが運の尽き。隊長より直々に、この名誉ある任務を 拝命致しました(T-T)<何故泣く(^^;
 微力ながら、不肖たくみ、頑張らせて頂きまする!。
 
 3月14日、午前7時18分頃。そのスジ風に言うとマルナナヒトハチですね。 サカモト隊長の携帯電話が軽快に鳴り響きました。
 
サカモト:「はい?もしもし?」
た く み:「隊長ですかっ!?(ぜーぜー)」
サカモト:「う、うん、どうしたの?」
た く み:「10分!…いえ、20分下さいっ!」
サカモト:「え、あ…わかったけど…」
た く み:「どもっ!(がちゃ)」
 
 隊長への最初の連絡が、遅刻の知らせというスタートを切ったあたし。しかも、 有無を言わさぬ、ものすごい一方的な宣言だし…。大丈夫なんでしょうか、 この先(T-T)。この時点では、未だブローの真っ最中。着替えて、 顔塗って…どう計算しても、8時に市川文化会館前は絶望的な状況でした。
 軍事行動の基本は時間厳守。海軍の伝統は5分前の精神。たくみちゃんの 待ち合わせは20分ぐらいは覚悟しとけよ、 って事で、納得して頂けると大変嬉しいんですが、ダメ?…だめですか、そうですか。
 ごめんなさい(T-T)
 
 そんな訳で、早速参加初日より、14分ほど遅刻して市川文化会館前に 着きました。待ち合わせ場所までは、わがまま突撃隊、同期入隊の水嘉(スイカ) 突撃兵に送ってもらったんですが、ウッドランド迷彩BDUを着込んで、愛銃P-90を 抱えていそいそと隊長のエスティマ「ゴーイング・マイウェイ号」に乗り込む あたしを見ていて、後ほどの感想。
 
ス イ カ:「行きたくて、羨ましくて、泣きそうになった(T-T)」
 
 そんな事言われてもなぁ(^^; 仕事なんだし、その仕事選んだのはキミだしなぁ<冷。 まさに年中無休体制のプログラマ稼業の悲哀を滲ませる魂の叫びでは御座いましたが、 ま、しょうがないよね<軽
 次回のハンドガン戦では、是非そのうっぷんを晴らすべく、スイカ突撃兵には存分に 戦って頂きましょう。
 
 さて、いよいよ初めて見る手賀沼フィールドですっ!
 
 昼尚暗き深山幽谷、大荷物を抱えて斜面を登ること幾夜、やっとの事でたどり着く ような山中を想像していたあたしですが(^^;、行ってみると、そこは、キレイに アスファルト舗装で整備された県道から、ちょこっと入っただけの所にある、 丁寧に手の入った雑木林でした。
隊長に案内されて、フィールドを一回りして みましたが、適度な起伏があり、緑の分布も疎に過ぎず、密に過ぎず、いい感じ で、なるほど、サバゲのフィールドと言った趣です。しっかりタコ壷型の陣地も 構築されていましたし。ただ、隊長曰く、
サカモト隊長:「みんなが蹴るから、穴が段々広がってるんだよぉ〜」

 なるほど、穴の周囲は傾斜が緩くなり、穴そのものは拡大傾向のようです。しかし まぁ、使用されずに、次第に埋まっていくよりはマシと言う考え方もありますよね(^^;
わがまま本隊、隊長、あたし、太田参謀の三人が到着した時、既にクラフト フェルトの皆様は到着して、装備の装着などを開始しておりました。わがまま では、あたしたち三人が一番のり。写真は、折り畳み式机を展帳した後、装備の 点検に余念のない参謀と、あたしの姿です。
 
「気ぃをつけぇえ!」
 
 突如、背後より響き渡る号令に、手足背筋がピン!と延びきります。
何事が起こったのかと、思う間もなく、クラフトのタニー隊長の落ち着いた 声音が振って参りました。
 
タニ隊長:「やはり、自衛隊は拳を握るんですなぁ」
た く み:「は、はぁ…」
 
 びっくりするじゃんかよぉ、もう(T-T)
 てゆーか、こゆ時に、自分の「パブロフの犬」具合が再認識されて、とてもモノ 哀しい気持ちになりますわね。渋谷の雑踏とかで、いきなり「気ぉつけぇい!」なんて 叫んでも、みんなビックリするだけで、直立不動にはなりませんわなぁ。そこで、 思わず不動の姿勢がリローディングされちゃう所が、哀しき元自衛官って 感じです。ホント、習慣って怖いですよね(T-T)
 仮想軍隊クラフトフェルトの皆さんに、陸式行動規範を教授した自衛官の方も、 「自衛隊では拳を握る」と言っておられたそうです。あたしは陸式の事は良く知り ませんが、少なくとも海自ではそうでした。クラフトの皆さんは、気をつけの際は、 手のひらは延ばしている様です。
それにしても、号令一下、キビキビと動くクラ フトの隊員諸氏を見ていて、なるほど、仮想軍隊と称するのは、こういう事なのね…、 と頷かされる事しきりでした。
 和気藹々と戯れている部隊の一場面の中で、 直接関係の無い人物は直立不動のままでいる…このシュールなコントラストが、 軍隊ですわね(^^;。

 この後、タニー隊長にも指摘されてしまったのですが、この日のあたし、髪を束ねる 物を持っていくべきでした。帽子に入れる、と言うほど短くはなく、ぼさぼさと帽子 から出る髪の毛が、今ひとつ見栄えが悪く、衛生上も問題があったかな、と反省しきり です。軍人よろしく五分刈りってのは、勘弁して欲しい所なので、次からはきちんと 髪の毛はまとめようと思います(T-T)

 我が隊長も、V-MATでゲットした新式狙撃銃VSR-10の調整に余念がありません。 写真は、もっちー氏と共に試写に励む我が隊長の勇姿です。中身のメカニズムこそ どノーマルなままのVSR-10ですが、今回は「わ一型ギリー迷彩」が装着され、 ひと味違う「見た目」になってます。頭にも、このシリーズのギリー迷彩ネットを かぶっていた隊長でしたが、頭の方は装着方法に未だ難があって、すぐに滑落する 危険があった様です(^^;
 この迷彩、一見ボロ布風ですが、やはりボロ布で…じゃなくて、隊長の力作で(^^;、 隊長の談話によると 「洗濯したら、適度にヤレて、いい感じになった」んだそうです。 風景に埋没し、どこから弾が飛んでくるか判らないスナイパーの驚異は、家庭用 電気洗濯機で育まれていたのかぁ、と妙な感心をしてしまったあたしでした。 なんか庶民的なコメントとのギャップがいい感じですよね。

そんな隊長のゲーム中の一コマ→

 フェイスガードは、顔を傷つけない為に不可欠の装備なのですが、ゴム臭く、 息苦しく、ムレると言う、かなりイヤなモノなのです。 それをゴーグルの上から装着して、顔面下方の不快感を一掃してしまおう、と言う 画期的な方法論の実験なのでしたが…。
   この姿を見たお〜た参謀のヒトコト。
作戦参謀:「なんか隊長、パペットマペットみたい」

 ごめんなさい。たくみ、激ウケしました。既に、この頃には相当数のゲームをこなして、 程良く疲れ切っていたせいもあり、箸が転がっても可笑しい状態での、パペットマペット 攻撃には、耐えられませんでした(T-T)。いや笑い転げて涙出て、マスカラがヤバかった 程ですわ…(^^; その後、このスタイルは、額の汗を誘導する事が出来ない為、没に なったみたいです。かわいかったのになぁ〜♪

 左の写真は、新型のマルイBB弾ローダーを愛銃グロックで試験するツシマ少尉の お姿。悪戦苦闘の末にBB弾を爆裂四散させるという難渋ぶりに、隊長が自ら指導に 進み出た訳なんですが…。実際に、新品のローダーの動作はかなり固いらしいです。 次々、便利な周辺機器やOPパーツを充実させていく東京マルイ製品群を見ていると、 羨望というよりは、「よし、ハドソンのトカレフを大切に使おう」 と言う気にさせられるのは何故でせうね?
 4ゲームほど消化して、休憩後にビス突撃兵が遅れて到着。どうしたのかと思いきや、 官憲に拘束されていたとのコト(T-T) 手賀沼フィールドへ続くうら寂れた県道で、ねずみ 取りなんぞをやっているとは…。生真面目なビス突撃兵の事ですから、招集に遅れ気味で、 焦りもあったのでせう。これがホントの『赤紙』 ってヤツでしょうか(T-T) 一銭五厘なら ともかく、反則金は洒落にならない金額でせう…。軍服だけで10万近くを投資している と言うリエナクターのビス氏、経済状況が心配される所です…。
 
 この日は、快晴で風も穏やか、絶好のドライブ日よりでした。加えて言えばフィールド側 の小学校で選挙まで行われておりまして、交通量も多め。この条件下で、ねずみをやってる と言うのは、何か出来過ぎの感が否めません。この日は、沼南地区の交通行政に多くの人々が 多額の上納金を納めた事は間違いないでせう。
 
 ごくごく、普通に日常生活を営んでいて、常に誰もが法規に違反している状態にある、 と言うのは、警察国家の思想ですよね。道路交通法の制限速度と、ねずみ取りの関係って、 まさに警察国家のあり方そのものじゃないですか。ごくごく普通に走っていても、いつでも、 誰でも捕まる可能性を持っている。
 
 あたし、日本のこゆトコ、好きじゃありません。
 
 右に掲載した写真、左側のカットは、ビス突撃兵とあたし。ビス氏は、お気に入りの 独国防軍迷彩ポンチョ+フリッツヘルメットです。あたしは…しみじみ思いますが、 デカいですよね…(T-T)
 右のカットは、タコ壷で凱歌を挙げるビス突撃兵ともっちー閣下…だと思います(^^;、 まだ、他チームの方の名前と顔は、殆ど覚えていなかったりしまする。ごめんなさい(T-T)  でも、AK47は良い銃ですよね(>_<)
 ビス突撃兵に遅れること少し、午後からは、いっとく突撃兵も参加されていたんですが、 何故か写真が…(^^; その地味な印象とは裏腹に、派手な射撃音を奏でるナイスなファイター なんですが、押し出しの弱さが災いしてか、カメラゲット率はイマイチだった様です。
 てゆか、来た頃には、みんな大分疲れてきてたんですよね(^^; 何しろ、隊長のハリキリ 方ったら凄くて、午前中からハイペースでゲームを回しておりましたので、撮影班も ヘトヘトだったんだと想像されます。
 
 さてはて、周辺状況ばかりをレポートしていたタクミですが、いよいよ、フィールド戦 の報告をっ!
 …って、実を言えば、まだ良く解っていないので、何を書いて良いのか、良く解らなかった りします(^^; ともかく、最初想像していたのとは違って、バリバリと撃ち合う派手な 銃撃戦、なんて言う感じではありませんでした。
 しん、と静まりかえる森の中で、じっと息を潜めて敵を待ち、ぎりぎりまで辛抱して 一気に火線を開く。そんな感じで、タクミは戦いました。教育隊時代、陸上警備教練で これでもかと言うぐらい繰り返した匍匐前進訓練。腕の皮がずるずるに剥けたと言う ぐらいの、あのイヂメ教練が、ついに役に立った気がします。人生、何が役に立つか、 本当に解らないモノです。これだから、日々の精進を怠ってはならないのよね、と実感 致しました。
 フィールドで戦うタクミでふ。山中で走り回る、伏せる、這い回る、ぐらいの事は、 自衛隊時代にやっておりましたので、抵抗無くこなす事が出来ました。こうして見ると、 いかにも腰が引けているトコロが情け無いですね(^^; てか、ウェストの位置が高く、 おしりが大きくて、デザイン的にも不格好ですよね…レディスのBDUってのは、 あるのでせうか?
 突撃命令を待つ、ゲーム開始直前の我が隊。我が「わがまま突撃隊」は、この日、 総員6名。堂々の人的威容を誇り、ほぼ全ゲームを一チーム一陣営で戦い抜きました。 ツシマ教育士官は、口数こそ少ない方ですが、セフティゾーンのベンチで あわや液状化しちゃうんじゃないかと言うぐらいの ぐったり加減を見せつつ、毎回、ゲームと なれば果敢な突撃で私たち新兵を牽引。なるほど、サバゲの力の入れどころ、抜きどころ を良く心得ているのだな、と感心させられました。
 我々ツシマ小隊3名は、サバイバルゲームの基礎、いえ、 戦い方の真髄について、物言わぬツシマ少尉の背中から学んだのでした。


 5、4、3、2、1、ゼロっ!
 開始のかけ声と同時に散開し、敵フラグへと進撃を開始する我が隊の勇姿。
 あたしは、この日、新兵としてツシマ突撃小隊に配属されていた為、後方の状況は 良く解らなかったのですが、隊長はミドルポジションで敵を各個狙撃、参謀は遊撃に、 突撃にと、ボルトアクション・ライフルで活躍されていた様です。
 あたしは、とにかく最初の頃はあっさり死んでばかりいましたが、後半は、べったり 地面に伏せる事にして、しぶとく戦うように戦法を切り替えてみました。この日、 ビギナーズラックもあった事だろうと思いますが、あたしは通算2名を殺傷。その中 には、かのモッチー閣下も含まれていました。大金星 です!(>_<)イェイ

 この日は、サカモト隊長も大ハリキリで、通算12ゲームを戦いました。殲滅戦、 フラッグ戦、お昼にはハンドガン戦、最後にまた殲滅戦と、メニューも大盤振る舞いで、 終了間際には、タクミ的には相当キツくなっておりました。やっぱ、鍛えないと ダメですねー(T-T)
 最後に、ツシマ少尉より、ほうれん草と、ネギと、青梗菜の配給が!!。これがまた、 後日、お吸い物やら、おひたしやらにしてみたトコロ、激ウマでした(>_<)。こんな 素敵な景品が付いてしまうあたり、わがまま突撃隊、やっぱり入って良かった、と喜びも ひとしおです。毎日の献立を考える主婦にも優しい配慮が泣かせますよねー。

 最後は、みんなでファミレスにてお茶をしました。この時、ビス突撃兵が、自慢の方向 音痴特性を遺憾なく発揮し、30分近くも迷ったあげく、やっとの思いで到着すると言う 事故がありました(笑。あたし的には、慣れた茶飯事ですが、氏を知らない人々にとって は、なかなかワンダーな体験だったのでは無いかと思います。
 写真を見ればお解りの通り、この時、あたしを除く全員が、すでに迷彩BDUから平服に 着替えてます。あたしは、 「BDUで大丈夫」と言う隊長の言葉を信じてBDUで 行ったのにぃ。迷彩BDUスタイルでガスト店内を闊歩する、身長177cmの大女 は、果たして沼南地区の住民皆様に、どの様な受け取られ方をしたのか…。 心穏やかではいられません(T-T)。

 えーん、次回は絶対に平服で行くんだぁ〜(T-T)


 そんなこんなで、つづがなく終わったホワイト・デーの定例会。まだ、若干の肌寒さは 残っており、ガスの気化率の悪さから、ハンドガンの使用が難しいなどの制限はあった ものの、全般としては滞りもなく、事故もなく、大変楽しいイベントとなりました(^^)。
 サカモト隊長、もっちー閣下をはじめ、主催指導部皆様による、細部にわたるまでの 綿密な気配りと、前向きな牽引のエネルギーには、とても感銘を受けましたです。
 わがまま突撃隊における、わがままの方向性とは、つまるトコロ、自分のやりたい事を やるために、全力で気配り根回しを行い、相手をその気にさせて、何が何でも付き合わ せる、と言う事なのではないか、とタクミは感じました(^^;。
 まだまだ未熟で、何も解っていないあたしですが、今後も頑張って参加していくつもり ですので、是非とも宜しくお願い申し上げます(>_<)